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うり uri       

フォトグラファーイラストレーター
ゆうさん写真塾 講師

1996年 東京生まれ|神奈川県在住​

幼稚園教諭からフォトグラファーへ転身。
家族写真やプロフィール写真など、出張撮影を中心に幅広いジャンルを撮っています。「保育士資格、幼稚園教諭1種、小学校教諭1種」保持

撮影について

撮影件数:400件以上

お子様のいる撮影や、一人ひとりに向き合うプロフィール撮影、ご自宅に伺って撮影をする「おうち撮影」が得意です。今ある日常をそのまま写すような、自然体の写真をお撮りしています。何気ないしぐさ、ありのままの笑顔、ふとしたまなざし、その人らしさを大切に撮影しています。

わたしの日常

朝は、珈琲の香りとスコーンのやさしい甘さに包まれて始まります。カメラを持って、気の向くまま街を歩きながら、何気ない瞬間を写しながら過ごす。そんな時間が何より好きです。おうち時間には、お香やガジュマルに癒されながら静かに自分と向き合う時間も大切にしています。

わたしのもうひとつの表現

絵本の読み聞かせをしていた幼稚園教諭時代の名残で、今でも絵本が大好きです。写真をイラストに描き起こして、「イラスト絵本」も描いています。写真と日常の間をゆるやかにつなぐ、もうひとつの表現のかたちとして大切にしています。​

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「もう二度と戻らない “いま” を、あなたに残したい。」

​【カメラに出会ったあの日】

中学生のとき、父がデジカメを買ってくれました。そのカメラで、なんでもない日常を撮るのがとても楽しくて。

写真って、ただの “記録” じゃなくて、“思い出を手にできるもの” なんだと気づいたのは、この頃です。大学では、自分のバイト代でフィルムカメラとオールドレンズを購入。どこへ行くにも持ち歩いて、日々の景色を切り取ることが私の “日常” になっていました。​

【写真への気持ちは、いつも心の中にあった】

大学では教育学部に進みました。本当は写真の専門学校に行きたいという気持ちがありましたが、家族と話し合い、夢はいったん胸の奥にしまいました。子どもが好きだった私にとって、幼稚園教諭として働く日々はとても充実していました。毎日子どもたちと過ごす時間は、たくさんの笑顔と喜びにあふれていて、とても幸せでした。

ただ、写真への想いはずっと心の中に残っていて。気づけば、いつかカメラの世界に戻ることを考えていました。​​

【忘れられない、あの日の後悔】

幼稚園教諭時代、担当していた子どもが亡くなるという思ってもいなかった出来事。

あまりにも突然で、言葉が出ませんでした。私は、その子が写っている写真を夢中で探しました。

ピントが合っていなくても、小さく写っていても。そこに “その子がいる” というだけで、胸が熱くなりました。「どうして、もっと撮っておかなかったんだろう」、心からそう思いました。

写真の意味が変わった瞬間でした。

それまでは “楽しい記録” として撮っていた写真が “かけがえのない存在がたしかにそこにいた証” に変わったのです。​

【卒園と、新しいスタート】

「3年間働いて、この想いが消えなかったら、そのときは写真の道へ進もう」そう決めて、機材や学びのために少しずつ準備を続けていました。3年が経ち、担当していた子どもたちが卒園するその日。

私は、フォトグラファーとして生きていくことを決意しました。さまざまな現場を経験しながら、今は家族写真やプロフィール写真など、出張撮影を中心に活動しています。​​

【写真は財産】

ある時、お宮参りの撮影で、ご家族からこんな言葉をいただきました。

「写真は立派な財産であるし、将来の子どものためにも残してあげたい。」

その一言が、心に深く残りました。 あのときの自分の想いと、ぴたりと重なった気がしたのです。

ふとした笑顔、何気ない仕草、目が合った瞬間のぬくもり、どんな一瞬も未来の誰かにとっての

“宝物”になる。だから私は、その “いま” を、心を込めて写し続けたいと思っています。​

【未来のあなたへ、“いま”を届けたい】

整った構図や、きれいなポーズも大切です。

けれど、それと同じくらい、その人らしさがふっと表れる瞬間を大切にしたいと思っています。未来のあなたが、写真を見返したときに、「あの時間があってよかった」と、心から思えるように。

10年後も、20年後も、その一枚が、静かに寄り添ってくれるように。

私はこれからも、あなたと、あなたの大切な “今” を写していきます。

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